西濃運輸株式会社(本社/大垣市田口町1、社長/髙橋 智 以下、西濃運輸)は、2025年3月より、全国の店所における現金出納業務を一斉にWeb化しました。これにより、現金出納票の作成をWeb上で行い、ペーパレス化することで、現場と本社での作業を大幅に効率化し、従業員の働きやすい環境を作っていきます。

【背景】
 長年、現金出納票の作成は紙ベースで行われてきました。領収書の貼付・押印・コピーのファイリングと書庫保管など、アナログな業務フローが、現場と本社の双方で手間を与えていたのが実情です。
 こうした状況を改善し、業務効率化すべく、全社導入に踏み切りました。

【導入による効果】

  • 全社合計、年間約10,133時間の作業時間を削減見込み
  • 書類保管スペースを約60%削減
  • 出納処理完了までのリードタイムを最大3日短縮
  • ステータス管理による処理状況の見える化
項目 Web現金出納システム導入後
(After)
Web現金出納システム導入後
(After)
現金出納表作成
(現場)
紙ベースで印刷・押印
領収書貼付
Web上で作成・領収書を撮影し、
アップロード
承認作業
(現場)
在社時に紙ベースに押印 Web上で承認可能
受入作業
(本社)
現場より紙ベースでの収集 現場承認後、Webで即閲覧可能
集計作業
(本社)
月1回の定例的な集計に限定 随時・任意のタイミングで
データ出力可能

 今回導入したWeb現金出納システムでは、紙ベースで行われていた作業が、Web上で申請・承認・即時閲覧でき、承認プロセスを見える化しました。
システムには「メモ機能」や「自動通知機能」が備わり、修正依頼や問い合わせ等の業務効率が向上。また、「CSV出力機能」によってリアルタイムでのデータ出力が可能となりました。
 西濃運輸では今後も紙ベースでの業務プロセスの課題に向き合い、業務効率を向上できるよう改善に取り組んで参ります。