11月21日、大垣警察署より依頼を受け、スイトトラベル株式会社(本社:大垣市旭町三丁目11番地、社長:梅村和行)が展開するタクシー事業「スイトタクシー」は、「反射材着用促進活動」に協力することとなり、同署にて委嘱式が行われました。本活動は、視認性が低下する夜間に多発する高齢者事故を防ぐ取り組みです。

                   委嘱式の様子
                   委嘱式の様子

■高齢者による交通事故

 近年、交通事故によって亡くなる高齢者の割合は高い水準が続いています。令和6年中に亡くなった65歳以上の高齢者は全死者数の約6割強を占めています。また、歩行中に亡くなる高齢者が最も多く、その中でも75歳以上が約9割を占めるなど、高齢歩行者の事故リスクは非常に高い状況です。
 事故の特徴として、道路を横断している際に命を落とした高齢者が約7割にのぼり、特に夜間に事故が集中しています。なかでも夜間は視界が暗くなるため、道路横断歩道での事故発生率が昼間の約3.6倍に跳ね上がるというデータもあります。10月から3月にかけて事故が多発するのも、日没時間の早まりが影響しています。

 

■反射板の着用が命を救う

 こうした中で重要となるのが、反射材の着用です。夜間に亡くなった高齢歩行者55人のうち、反射材を着けていたのはわずか6人(10.9%)であり、視認性不足が事故につながっていることが明らかです。反射材を身に付けることで、ドライバーから歩行者を確認できる距離は大幅に伸び、事故の抑止につながります。

 今回の委嘱を受け、スイトタクシーでは地域住民(特に高齢者)への反射材着用の呼びかけを積極的に行い、交通事故の抑止に貢献していきます。