11月13日、大阪高速乳配株式会社(本社:大阪府交野市星田北四丁目27番1号、社長:髙橋 渡)大阪交野センターに、交野市立藤が尾小学校の児童60名が課外授業の一環として来訪しました。本見学は、同校からの依頼を受け、大阪高速乳配株式会社の従業員が企画・運営したものです。

■ 見学内容

 まず、センター業務の紹介を行い、その後、実際にフォークリフトを用いた積み込み実演や、作業動線に沿った施設内ツアーを実施しました。物流現場の「モノが届くまでのプロセス」を理解してもらえるよう、体験型のプログラムを中心に構成しました。

■ 5℃の冷蔵倉庫で“ひんやり体験”

 見学の中でも特に生徒の反応が大きかったのが、5℃に保たれた冷蔵倉庫の体験です。生徒のみなさんは入室した瞬間、「さむっ!」「息が白い!」と声を上げ、温度管理が必要な食品物流の現場を体感。普段触れることのない温度帯を実際に経験することで、「なぜ低温管理が必要なのか」を理解するきっかけとなりました。

        5℃の冷蔵倉庫に入った瞬間、“ひんやり”を体験する児童のみなさん
        5℃の冷蔵倉庫に入った瞬間、“ひんやり”を体験する児童のみなさん

■ 見学の成果

 当日の生徒のみなさんからは「知らなかった仕事が見られた」「フォークリフトがすごかった」などの声が寄せられ、後日にはお礼の手紙も届きました。
 これらの反応から、物流への理解が深まり、学びの機会としても良い効果が得られたと感じています。

 

■ 継続的な取り組みとして

 大阪高速乳配では2022年に初めてセンター見学を開催しました。当時はコロナ禍で学校行事が制限されていましたが、今回は地域貢献の一環として小学校へ職場見学を提案したことがきっかけで実現しました。
 その後、藤が尾小学校の課外授業として毎年実施しているほか、2023年には中穂積敬愛保育園(年中組35名)が参加するなど、地域教育との連携が広がっています。
 また、取引先へも事前に情報共有を行い、協賛品の提供など協力を受けています。2025年度である今回は江崎グリコの担当者3名が見学に同行し、生徒に協賛品紹介を行うなど、取り組みの幅も拡大しています。

 

■ 今後について

 大阪高速乳配は、地域とのつながりを大切にしながら、引き続き教育機関との連携を進めていく予定です。来年度も同様の見学会を開催し、地域の子どもたちに物流への理解を深めてもらえる機会を提供していきます。